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ひかりの日

つめたい影を縫って
陽がかかる木々のすきまで
肩を組んだような鳥たちが
二羽ごとに寄り添っているね

冬のほんの気まぐれで舞い込んだ
ひかりが風に織られなびいたよ
だから今日はお休みにしようよ

しけた雨もようの日と
たまのちょっとした曇天ぐらいは
見逃してただちにお休み
犬も歩けばすぐに寝そべる

晴れた道べにひかりがあれば
誰彼もその辺のベンチに座り
忙しくできなくなる日なんだ

「はい!もしもし。アンフィニッシュドハウスです。
えー…水曜日のご予約ですか?
えーと、その日はひかりの日となっている…あいにく休業となりますね…。
あ、はーい、あ、木曜日もおそらく晴れてしまうので…木曜日も…はい、またお待ちしております。失礼いたしまーす」

人がいそいそしたくても
雲はのんびりしているじゃないか
どこにも行かなくていいよ
ここで死んで生きたっていいんだし
僕が待っていた手紙はなにせ
ひかりの日ならばもう届かないし
書いた人もひかりで燃やしたのだろう

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